もしもその日がやって来たら
<遊戯>

☆激しくギャグですのであしからず…☆

「海馬くんが…急病?」
 客間のソファーで不安そうに待っていた、遊戯がはっと顔を上げる。
「そんな!あの…容体、どんな…なの?」
「えーと、まあその…一日休めば大丈夫だぜい」
 安心させるために言ったのだが、遊戯の眉はきゅっと寄せられる…

「いつもお仕事で忙しいのに…ボクの所為で無理して…」
「そ、そうじゃ無いんだぜい!」
「ううん」

「ごめん…なさい…!」


 涙を堪える様に抱えたその荷物は、心無しか常より大きくて。それにいまだ雫を含んだその髪からはフローラルなシャンプーの、そして優しい石鹸の香り…
 服だって、上から下まで可愛くて。しかも初めて見るものばかり。
 そんな遊戯の姿を見ると、モクバも真実詳らかにしたい衝動に駆られるが、ぐっと堪えて兄の名誉を取る。

(だって、言えないよなあ…)


(鼻血吹いて、出血多量で救急車だったなんて、さ…)


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