鳳 〜天空の鳥達〜


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 かつて、吉祥の鳥の集う小さな楽園があった。
 暖かな日差し、平穏の日々…そんな楽園に産まれた小さな鳳凰、華蘭(ファラン)。一族の愛情を受けてすくすくと育ち、伎芸の技にも容姿にも優れた舞い手に育ち、幸せに暮らしていた。
 だが押し並べて万事は両面、華蘭の過ぎた美しさは雛の思いと裏腹に暗雲を招いて行く。
 星よ、運命定めるの冷酷の宿よ、か弱き雛を何処へと連れ行くのか?

 人界遠く離れた天界にて、幼い麗人を巡る哀切の大河浪漫劇、ここに開幕!


 ↑上のは阿呆の戯言です。忘れて下さい(爆)
 …いえ、一度ヤッてみたかったもので(^^;)…ナルシーだよなあ俺…


 一応、ジャンル的には漢字系ファンタジー(何だそりゃ)っス。
 個人的に泉鏡花の「夜叉ヶ池」好きでして。岩波文庫版の、「天守物語」とセットで収録されてる奴何度も読む内に結構はまりましてねー。なんかこう、和風浪漫なのを急に書きたくなりまして。ちょうど手持ちのオリキャラに擬人化鳳凰がいまして、「じゃ、ちょっくら…」と思い立って書いたのがコイツです。
 昔々の先カンブリア時代、五つのハンドルを使い分けネ○マの名を欲しいママにした(…)作者の事、己の普段使いの口調とは凄まじく異なる古典的耽美小説的な言葉使いやら変な似非擬古文やら打ち込むのもなかなか楽しゅうございまして、気が付くと結構な量になっちまいまして。
 じゃ、ま、死ぬ程与太郎な作品だけど、ヘンさ加減にキョーメーする奇特なヒトもいるかもしれんから公開してみっかと言う事でアップした次第であります。
 擬人化とは言え鳳凰が主役主人公、それにちょっくら仏教なキャラも顔出すんで、その辺スキーな方にも一応おススメです。
 …ついでに、もろ「天守物語」からパクった(をい)台詞なんかもありますんで、探してみるとオモロイかもですな(^^;;)


目次

華蘭
 華蘭の本編です。まだ連載中(^^;)予定では残り数章なんですが…
 ラストシーンは固まっているので、完結編は近日中にお届け出来るかと。
瑠璃宝卵 吉祥の鳥の集う小さな楽園に麗しい雛が漸くにして産まれた。剛勇無双の紅将軍ルキその人により「華蘭(ファラン)と名付けられた小さき雛に天は如何なる定めをもたらすのか? --2003.2.5
傾城傾国 
(1) (2) (3) (4) (5) (6) 
 美しく育った鳳凰の雛、華蘭。幼いながらも麗しき顔形に伎芸の技にも恵まれ、鳥達の楽園、吉祥苑にて幸せな日々を送っていたのだが。 --2003.2.9
帝釈天 
(1) (2) 
 華蘭への魔手をば払うため、連日の討伐に赴く鳳凰族の長、ルキ。天界随一の猛者で鳴らす紅将軍も、相次ぐ戦いに翼も折れ、命すら危うくなってしまう。大切な人を助けるため…華蘭は遂に帝釈天が拠城、喜見城へと赴く! --2003.2.9
兆候 
(1) (2) 
 喜見城での華蘭の奮闘は報われ、吉祥苑には束の間の平和が訪れていた。だが麗しさ増すばかりの華蘭を狙う者数多く、その不浄の視線は無垢な雛を蝕んで行く。 --2003.2.10
歌舞競べ 
(1) (2) (3) 
 いまだ華蘭を狙う帝釈天。吉祥苑の鳥達を人質に、茶番の歌舞競べを催した。勝者は望みを物なろうと人なろうと随意に叶えると言う。麗しの、雛の運命は? --2003.2.9
緊那羅 
(1) (2) (3) (4) 
 鳳凰達の不安を他所にいまいましいほど滞り無く進む、茶番の歌舞競べ。重責に堪え切れず広間を飛び出した華蘭の前に現われたのは… --2003.2.9
今生楽
(1) (2) (3) (4) 
 緊那羅の、王と王妃の心の手向け…確と受け取り。小さき雛は覚悟を決める。身には過ぎた麗しさ故、災いなしたる傾城ぶりを…逆手に取り。幼き雛、遂に帝釈天が待ち受ける、舞いの比べの広間へと。身を踊らせる!! --2003.8.15


元ネタ雑記
 連載が長期スランプに陥った事を記念して(…)、拙作中の元ネタを解説するコーナーを作りました。本来は全てオリジナル設定で行く予定だった筈が思い切り他人の褌で相撲を取ってしまったので…
 ほとんどが仏教ネタ、しかも神話伝説ミーハーによる解説ですから真面目な方には不愉快かも、ですな(^^;)
八部衆 拙作「華蘭」に勝手に作者の都合でアレンジして利用してしまった仏教の神々達。今回は「八部衆」、拙作に登場しない神々もいますが、筆者個人の趣味と実益で(笑)、一介のビギナーなヲタクの分際ではなはだ不遜ながら解説します。 --2003.5.14


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(C)獅子牙龍児
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