星 〜銀河の煌めき〜


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 腕利きながらもその日の食事にも事欠く程、貧乏暮しの傭兵ルクス。何とか職にありつこうと、ふらり流れてやってきた砂漠の中の酒場の中で、ひょんな事から『少女』を救う。外道を見過ごせぬ質とは言え深い思慮なぞ無かったが、『少女』の身の上はあまりに意外なものだった。
 『太陽』の二つ名を持つ傭兵が『星』の名を持つ少女と出会った時、運命の天輪は大きく巡る。
 果たして、ルクスは『少女』を護り切れるのか?



 …う〜ん、やっぱ手前で紹介文書くのはごっつ恥ずかしいやね(^^;)
 一応、あるある系ファンタジー(殴)ですな。なんでまた、ありがちな話にしたかと言うと、他のシリーズ書いていて、独自のメンドウな設定を判るよーに書くのに疲労困憊神経衰弱マリリンモンローノーリターン(意味不明)に陥りまして。ついでに戦闘シーン書くにあたって色々考えんでエエ事考えて煮詰まりまして。んで、思い切ってもっとフツーにRPG系ファンタジーな奴を書きたくなった訳です。
 自分、堪え性の全く無い堕弱で軟弱なダメ人間のためか、意外と流血が駄目でして。いや、ただ血が流れている「だけ」ならビジュアル的に特に問題無いのですが、「肉の斬れる」手応えがどーのこーのと言う辺りを書いていると自分で相当さぶいぼであります。で、そのイヤーな部分をじっくりみっちりねっとりじっとりシミュレーションして行く内にかなり鬱々と暗くなってしまい、精神的逃走を企てました。
 こんなシャレにならない御時世に、こんな非ィ人間的な発想ではイカンとは思いますが、一応自分は「お話」ってのは胃炎になるためでは無くストレス解消のために読むのが希望なモンで、どーせなら敵をスパスパ「倒す」爽快感溢れるカタルシス万歳ストーリーがイイかなー、と。
 …う〜ん、人が剣と魔法のファンタジーを書く理由って、畢竟「敵を倒す(つーか殺す)」シーンをヤッてみたいから、ですかね?そりゃ現実を舞台にしてもマフィアの抗争ものなんかだと結構死ぬし、さらに連続猟奇殺人事件ものだとまさに死体累々だし、それこそ戦争ものに至っては…
 無論、殺伐としたシビアな話でも極力(つーか絶対)「殺さない主義」を貫いている作品もありますよ。でも、割とファンタジーのが「敵」の命が軽い気が。

 ま、固い話はさて置きつ。このありがちストーリーのキモは全然別のトコロにあります。主人公の滅法強い癖に色々とアレな野郎にしろ、可憐でか弱くて健気で思わず護って上げたくなるような少女にしろ、ちょっとばかし「事情」持ち、って事で。その「事情」、似たような設定なら過去にも結構あった気がしますが、まー、主人公が馬鹿と言うかアホ過ぎるのがひょっとすると新味かも知れないです(苦笑)
 読んで貰えればすぐにバレる事ですが、それでもここでネタばらしをするのもナンですし…とりあえずほとんど全編に渡って××シーンが登場しますって事で一つヨロシク。××スキー、××マニアの方々には喜んで戴けるかと…って、伏せたままだと判らん文章やな(TT)


目次

太陽と星の戦記
 ヒーローとヒロインの出会い編、所謂ボーイミーツガールな話…な筈ですが、作者が色々とアレなため、微妙にアレな感じ…(謎)シリーズ序章と言う事もあって説明がちょいと多めな上に出す予定の無かったサブキャラが出張りまくってしまい、進行バリ遅れております(TT)
 …つーか、各章の粗筋書いてて気が付いたんですが、区切り方が悪過ぎて悪過ぎて…どなたか才能下さい(他力本願)
 ま、それはそれとして(苦笑)ヒロイック物として気楽に楽しんで下さい。
天体の遭遇
(1) (2) (3) (4) 
 街道交わる街の中、無頼の集う裏通り、酒場のマイナス亭の夜は常通り、法螺話を延々と続ける貧乏戦士が長っ尻なのもうんざりするほど日常である。ところがそんな怠惰な安穏を、切ない悲鳴が切り裂いた!…意に添わぬもの全てを焼き払う、残虐非道の「夜郎党」。囚われた、可憐なる少女の運命は? --2003.5.5
星辰の秘密
(1) (2) (3) (4) (5) 
 酒場の宿の一室で二人きりになったルクスと少女。相手の「事情」を慮り、無頼らしからぬ配慮で気安くふるまうルクスだったが、夜空に輝く麗しの星を名に持つ可憐な少女、思い詰めた様な瞳で問われぬままに語り出す…それはあまりにも、あまりにも意外な身の上であった。 --2003.5.5
太陽の昔話
(1) (2) 
 窓から差し込む明るい日差し。その眩しさに眼を細めながら、昂は昨夜の事を思い出す…性格言動と釣り合わぬ美貌と類稀な強さに「念術」、それに変わった「趣味」で知られた傭兵ルクスには、実は驚くべき「秘密」が隠されていた… --2003.5.5
真紅の美女
(1) (2) (3) (4) (5) 
 中味はともかく(笑)、外見は超絶美形で凄まじい程の腕利きと来たら当然女達が放って置く筈がない。ところが色々事情持ち、ルクスの方は付き合う気はさらさら無い。何とか「お誘い」断わろうと、昂と恋人だと芝居を打つ。これで安心と思った矢先、真紅の美女が現われた…女難の相持つ青年の、運命や如何に! --2003.5.5
北辰の祭礼
(1) (2) (3) (4) 
 野心の国「火蛇」の動向を探るルクス。どうやら諸都市の抵抗が思いの他強く侵攻は遅いと見えるが、昂の正体を秘す必要もあり、あまり大きく動けない。とは言え根が楽天家(過ぎ)のルクスの事、ついでだからと北辰の神の祭礼を思い切り楽しむ事に決めるのだが… --2003.5.14
闇夜の死闘
(1) (2) (3) 
 祭の高揚を隠蓑、遂に邪悪の戦士が押し寄せる。無体な付け火にて燃ゆる街の中、火気の魔法にて人を焼く、非道揃いの蝙蝠騎士団。無茶は承知で傭兵ルクス、単身戦いただ中へと殴り込む!強力の、魔法の剣に勝機はあるのか? --2003.5.20
火蛇の傭兵
(1) (2) (3) (4) 
 闇の魔剣士は退けたもの…敵は正面ばかりでは無い。盗賊ギルドに人質を取られ、皇国との戦の尖兵とされたルクス。とは言え。策士の才とギルドの人材で、まずまずの快進撃を続けるルクスだったが… --2003.6.3
魔剣の騎士
(1) (2) (3) (4) 
 予期せぬ敵に、思わぬ苦戦を強いられたルクス。その上…遂に「火蛇」の精鋭、蝙蝠騎士団が現われた!しかも重ねていまいましく、その騎士魔剣の使い手であった…深手のルクスに、希望の光は見えるのか!? --2003.6.25
地下の焦燥
(1) (2) (3) 
 熾烈を極めた死闘の末、辛くも生還した傭兵ルクス。だが、命懸けで守護者たる、ルクスを助けんとした健気な昂の身すら危うい…魔剣の騎士を倒したとて、戦いはいまだ終わってはいない。満身創痍の己を賭して、ルクスは雛菊を救えるのか!? --2003.7.14


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(C)獅子牙龍児
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